地震計記録のデジタル化プロジェクト

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石井水晶


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地震計で記録された最初の地震は1889年4月17日にドイツで観測された日本の地震です。それ以降、1980年後半まで地震計の記録は紙などのアナログ媒体で残されています。この100年以上におよぶ記録は地震、火山、地球温暖化、等様々な研究にとって非常に貴重なデータであるにも関わらず、アナログのままでは解析できません。その上、紙などの劣化も進んでいます。保管場所の問題などもあり、このままでは100年以上の記録が失われてしまう可能性があります。

膨大なデータのデジタル化に向けて2018年7月より学校改革フォーラム(代表:盛永俊弘)との共同プロジェクトを立ち上げました。日本の高校生にハーバード大学で開発されたDigitSeisソフトウェアを使ってデジタル化を手伝ってもらう試みです。このプロジェクトを通して、地震学や自然科学をより身近に感じてもらえるよう解説や交流なども行なっていきます。


新着情報

  • 東京都立日比谷高等学校の中塚颯人さんによってデジタル化された05/09/1937 LP ZのSACファイルを公開しました。(01/16/2020)
  • 東京都立日比谷高等学校の中塚颯人さんによってデジタル化された05/11/1937 LP EWのSACファイルを公開しました。(12/13/2019)
  • 茗溪学園高等学校(プロジェクト参加生徒との交流/作業確認、高校2年生への講義と中高校生とのQ&A)。(09/24/2019)
  • 長野県屋代高等学校を訪問しました(プロジェクト参加生徒との交流/作業確認、高校1、2年生への授業と中学生と高校1、2年生への講義)。(09/20/2019)
  • 京都つくば開成高等学校を訪問しました(プロジェクト参加生徒との交流/作業確認)。(09/19/2019)
  • 深尾良夫先生が東京都立日比谷高等学校で地震学の講演を行なって下さいました。 (07/04/2019)
  • アメリカ地震学会での口頭発表とポスターでプロジェクトの説明をおこないました。(04/26/2019)
  • 立命館慶祥高等学校の佐野愛斗さんがデジタル化された03/13/1937 LP EWのSACファイルを公開しました。(04/17/2019)
  • 2019年度新規協力校の募集を始めました。締め切りは4月15日です。(04/01/2019)
  • 宮崎県立延岡高等学校の渡邉涼さんがデジタル化された07/29/1937 SP ZのSACファイルを公開しました。(03/28/2019)
  • 立命館慶祥高等学校の佐野愛斗さんがデジタル化された03/13/1937 LP ZのSACファイルを公開しました。(03/25/2019)
  • このプロジェクトがアメリカ地球物理学連合の百周年記念プロジェクトに選ばれました。(03/24/2019)
  • 東京都立日比谷高等学校の関萌乃さん(05/11/1937 LP Z)と田島幸人さん(05/09/1937 SP EW)がデジタル化されたSACファイルを公開しました。(03/19/2019)
  • デジタル化プロジェクトを日本地震学会ニュースレターで紹介しました。こちらのページ(パスワードなどが掲載されています)から第71巻 第NL6号 March 10, 2019のニュースレターをアクセスして下さい。(03/11/2019)
  • 京都つくば開成高等学校とスカイプでの交流を行いました。(02/16/2019)
  • 宮崎県立延岡高等学校とスカイプでの交流の様子が宮崎県の新聞に掲載されました。(02/13/2019)
  • 京都府立桃山高等学校とスカイプでの交流を行いました。(02/13/2019)
  • 宮崎県立延岡高等学校とスカイプでの交流を行いました。その様子が宮崎県の民放テレビ局で昼のニュースに取り上げられました。(02/09/2019)
  • スカイプでの交流参加希望校の募集を始めました。(01/15/2019)
  • 解析フィードバックを表示するためのプログラムを公開(協力校専用ページ)しました。同時にフィードバック情報を保存できるDigitSeisも公開しました。(12/27/2018)
  • アメリカ地球物理学連合の秋季大会でプロジェクトについてのポスター発表を行いました。(12/14/2018)
  • 32 bitのWindowsや限られたメモリを搭載しているコンピューターでも問題なく作動するようにDigitSeisを書き換えました。(10/10/2018)


協力校(2020年度)

新型コロナウイルスの影響を鑑みて、新規協力校の一般募集は行いません。興味のある高校は学校改革フォーラム(代表:盛永俊弘)までお問い合わせください。
  • 東京都立日比谷高等学校(武内彰校長)     永田智先生
  • 長野県屋代高等学校(髙澤邦明校長)     大石超先生と
    生徒2名 赤沼志颯,上原侑大
  • 京都学園高等学校(佐々井宏平校長)     百田洋先生
  • 立命館中学校・高等学校(江川順一校長)     石川真尚先生と
    生徒2名 関口青空,吉田栞名
  • 宮崎県立延岡高等学校(川越勇二校長)     木野浩二先生
過去の参加校と参加生徒

解析終了画像ファイル

 
画像ファイル名 生徒 学校日付
s1138_1937_0509_0510_lp_zew_f.jpg (Z方向) 中塚颯人 東京都立日比谷高等学校 01/16/2020
s1140_1937_0511_0512_lp_zew_f.jpg (EW方向、画像終了) 中塚颯人 東京都立日比谷高等学校 12/13/2019
s1082_1937_0313_0314_lp_zew_f.jpg (EW方向、画像終了) 佐野愛斗 立命館慶祥高等学校 04/17/2019
s1219_1937_0729_0730_sp_z_f.jpg 渡邉涼 宮崎県立延岡高等学校 03/28/2019
s1082_1937_0313_0314_lp_zew_f.jpg (Z方向) 佐野愛斗 立命館慶祥高等学校 03/25/2019
s1140_1937_0511_0512_lp_zew_f.jpg (Z方向) 関萌乃 東京都立日比谷高等学校 03/19/2019
s1138_1937_0509_0510_sp_ew_f.jpg 田島幸人 東京都立日比谷高等学校 03/19/2019


参加する意義

  • 地震学や自然科学へのデータ寄与、研究への貢献
  • まだ知られていない地震の発見
  • 一般公開前の最新バージョンのDigitSeisの使用と改善に向けての貢献
  • 地震や火山など地震計で記録される現象についての幅広い見識
  • デジタル化されたデータの出典元としての謝辞
  • 地震学者との交流
参加して下さる学校は協力校専用ページで下のような地震学の解説などの動画を見ることができます。2019年4月15日まで期間限定でこの二つの動画はアクセス可能です。
     
  • アナログ地震計記録とハーバード観測所のデータ (動画約12分30秒)
  • アナログ地震計記録の科学的価値 1. 揺れを起こす事象 (動画約25分)

作業内容

最初は、すでにデジタル化されている画像を使ってDigitSeisの基本動作を習得します。習得後は、簡単な画像から始めて徐々に難しい画像の作業に移ります。マグニチュード8レベルの地震波形記録や激しい嵐のデータをデジタル化できるようになれば熟練者です。現在はハーバード大学の地震観測所で記録された1933年から1953年までのデータの解析を行なっています。

参加に必要なもの

  • DigitSeisをインストールできるコンピューター
    デジタル化作業はコンピューターの計算能力とメモリのどちらもを必要とします。推奨するスペックは64-bitで8GB以上のメモリを搭載しているコンピューターです。コンピューターの設定を少し変更して、画像の切り出しなど少し余計な手間がかかっても良い場合は32-bitで2GBのコンピューターでも作業できるのを確認しています。32-bitでの参加をお考えの方は、こちらの32 bit版のDigitSeisの使用方法ページをまずご確認ください。
  • インターネット接続環境
    プログラムやデータの送信などのため、次の4箇所(とそれらの関連サイト)への通信が必要となります。
    • http://www.seismology.harvard.edu (ハーバード大学地震学ウェブページ)
    • https://www.mathworks.com (DigitSeisインストール時に接続必要となるコンピューター言語の会社)
    • https://www.globus.org (ファイル転送に必要なページ)
    • https://www.qualtrics.com (アンケート)
    インターネットの使用に制限がかかっている場合はセキュリティの解除が必要となります。制限解除の例はこちらのぺージを参考にして下さい。どうしてもglobusが使用できない場合はグーグルドライブでの参加も可能ですが、その場合はグーグルドライブの設定などは個別に行なっていただく必要があります。スカイプ交流を希望される学校は、スカイプの制限解除も必要になります。
  • 注意力と根気
    研究に使えるレベルのデジタル化を行うことを目標としていますので、細かい部分まで丁寧に解析を行う必要があります。

参加希望校

参加を希望される学校は学校改革フォーラム(代表:盛永俊弘)までご連絡ください。

謝辞

このプロジェクトは小林萌子さん(京都大学)にご協力頂いています。

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Department of Earth and Planetary Sciences / Harvard University / 20 Oxford Street / Cambridge / MA 02138 / U.S.A. / Telephone: +1 617 495 2350 / Fax: +1 617 496 1907 / Email: reilly@eps.harvard.edu