32 bit版のDigitSeisの使用方法

石井水晶


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32 bitのWindowsでハーバード地震計記録を説明通りにデジタル化しようとすると画像の読み込み時点で動かなくなります。これは主にDigitSeisに割り当てられているメモリの問題です。64 bitのコンピューターがあれば、そちらを使って頂く方が良いのですが、無い場合、下の手順を踏んでいただくと、解析ができるようになります。

3 GB スイッチを作動させる

初期設定で割り当てられるメモリを増やすためにWindowsの設定を変更します。これはいつでも変えられますので、DigitSeisのインストール前でも後でも構いません。
  1. 左下のスタートメニューのからアクセサリのフォルダーを押して、その中にあるコマンドプロンプトアイコンを右クリックします。 「管理者として実行」を選びます。
  2. コマンドウィンドウが出てきたら、プロンプトに次のコマンドを入力します。
    bcdedit /set IncreaseUserVa 3072
  3. コンピューターを再起動させてください。
これでDigitSeisが使用できるメモリが1GBほど増えました。その分、Windowsが使えるメモリが減っているので、問題があるようでしたら、こちらの方法で3GBスイッチを無効化してください。

DigitSeis使用時の注意事項

メモリを増やしたので、ハーバードの地震計記録をDigitSeisで解析できるようになりましたが、下の事に注意して下さい。メモリ不足などで強制終了してしまう可能性もありますので、こまめに解析の保存を行なってください。

3GBスイッチの無効化方法

3GBスイッチを無効化してWindowsが使用できるメモリを増やす場合は次の操作を行なってください。ただし、3GBスイッチが無効になっている間はDigitSeisに必要となるメモリが足りませんので、解析はできません。
  1. 左下のスタートメニューのからアクセサリのフォルダーを押して、その中にあるコマンドプロンプトアイコンを右クリックします。 「管理者として実行」を選びます。
  2. コマンドウィンドウが出てきたら、プロンプトに次のコマンドを入力します。
    bcdedit /deletevalue IncreaseUserVa
  3. コンピューターを再起動させてください。
これでWindows用のメモリを初期設定に戻せました。

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